「リニューアル」の新しいかたち

2020年5月13日

今後の東京MTG

4月29日の記事はこちら

皆さんのゴールデンウィークはいかがでしたか?本来は友達でわいわいする、店も毎日満席で盛んな時期だけど、今年は誰もが想像もしなかったような過ごし方になった。皆さんが自宅で充実した時間を過ごせたなら嬉しい。

私たち東京MTGの今年のゴールデンウィークは、将来のことを精一杯考える期間だった。4月に企画していた店舗リニューアルが延期になって、政府が呼び掛ける外出自粛の期間も延長されて、従業員が全員自宅からのリモートワークに切り替わって、私たちの世界が完全に引っ繰り返されている状況だ。それでも毎日のように、パソコンを通して一生懸命頑張ってくれているスタッフ、週に何回か出勤して必要最低限の作業を済ませてくれるスタッフの全員に感謝の気持ちでいっぱいだ。

この生き方・働き方が少しずつ私たちの新しい「普通」になって、元に戻ることは暫くないだろうという実感がわき始めている。元に戻ることは二度とない可能性だってあることも、抵抗を感じながらも認めるしかない。

こんな時こそ、私は新しいチャンスを見つけ出すのが好きだけど、今回はまず状況を理解するのに時間がかかった。今後に向けて何が正しい動きかは、まだ結論が100%出ているわけではないが、方向が結構はっきりと見えてきていると思う。

まずはコミュニティのことを考えないといけないのだ。私たち東京MTGのミッションは、人々を繋げることだ。それに最適なコミュニケーションツールはMTGだ。そのことには全く変わりがない。何が変わったかというと、店舗という場所がコミュニティの中心じゃなくなっただけだ。店舗がなくなるというわけではないけど、店の在り方についてはもっと熟考しないといけないから、今しばらくは休業のままで。

これから東京MTGが目指すのは、この素晴らしいコミュニティをネットを通して活性化させることだ。もちろんMTG Arenaのような素晴らしいプログラムで楽しむこともいいけど、人間はあくまでも社会的な動物だから、ほかのプレイヤーやコレクターと繋がることこそがこのゲームにおいて非常に重要なことだ。

その新しい目的に向かって、今はすでにホームページのリニューアルに取り掛かっている。もともとは店舗を中心に東京MTGを再考しようとしていたけど、その役目をこれから果たすのがリニューアル後のホームページになるのだ。様々なユーザータイプのためのコンテンツを提供して、カードの買い方がより快適で楽しくなる。初心者から古株のコレクターまで、できるだけ多くのファンをコミュニティとして繋げていきたい。

ホームページ以外にも、ソーシャルメディアなど、今流行っているコミュニケーションツールを活躍していく予定だ。東京MTGのツイッターアカウントは以前から多くの方にフォローしていただいているけど、そのアカウントでの活動は毎日のように拡大していき、それ以外もいろいろなプラットフォームで東京MTGのコミュニティを広げていきたい。

例えばDiscordチャンネルもすでにできていて、Arenaペアリングやデッキ相談、ルール質問の対応など、いろいろな活動をしていて、スタッフが毎日チェックしている。

MTGというゲームは世界一の素晴らしいコミュニティを持っているからこそ、これからネット生活が続いても独りぼっちにはならない。東京MTGという私たちの会社も、スタートポイントは東京だったけど、ぜひ日本全国の皆さん、世界各国の皆さんと仲良くしていきたい。そしてまたオフラインの世界で会えるようになったら、ぜひ店舗やマジックフェスト、世界のどこかで面と向かって、この貴重な趣味を一緒に楽しもう。

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