マジックフェスト・京都

花冷えの京都

2019年3月22日~24日の3日間で、GP京都が開催されました。最近、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストがイベント名を「グランプリ」から「マジックフェスト」へ変更したようですが、この記事ではあまり気にしないことにします。前日の木曜日は、コートも要らないくらい非常に暖かい春陽気だったのですが、週末はかなり冷え込みました。昨年のGP京都は、ちょうど桜が咲くころだったので「今年もぜひ!」と期待していたのですが、見ごろには1週間ほど早かったようです。今年は桜の写真が撮れなかったので、昨年の見事な枝垂桜の写真をお楽しみください。


▲1年前、2018年GP京都後の京都御苑にて

世界から見た日本のマジック

私は東京MTGのブース出展のために、日本各地・世界中を転々としていますが、マジックのジャッジやアーティストも同じように世界を転々としている方々がいます。旅好きのジャッジは多くのGPに出向きますので、世界の様々な場所で何度も顔を合わせることになったりします(最近あまり会えていない日本の友達よりも、頻繁に会っていることになります…笑)。
今回は、世界中のGPを周っているイタリア人ジャッジのフランコ・ランベルトさんにお時間をいただき、インタビューさせていただきました! テーマは、「世界から見た日本のマジック」。(※インタビューは英語で行いました)

▲ジャッジのランベルトさん

Yuko:ランベルトさんは世界各地のマジックプレイヤーを見ているわけですが、日本のプレイヤーを見て何か驚くこと、感じることはありますか?

ランベルト:そうだね、ほかの地域と比べると、日本のプレイヤーはマジックそのものをじっくり楽しみたい、という思いが強い感じがするね。自分のデッキへのこだわりや、プレイスタイルへのこだわりがある気がする。海外だと、ゲームの勝敗以外には興味が無いというプレイヤーも多いからね。

Yuko:そうなんですね。プレイヤーの姿勢以外に、何か日本特有のことはありますか?

ランベルト:日本のジャッジの学ぶ姿勢が素晴らしいね。ジャッジとして日本に来ると、日本人ジャッジからいろいろ質問を受けるんだ。海外の状況や、これまでの経験などを話すと、とても興味深そうに聞いてくれて、ジャッジとして成長しようという姿勢が感じられるね。

Yuko:へぇ~それは知りませんでした。皆さん頑張っているんですね。ところで、ランベルトさんは日本語を話しませんが、英語もイタリア語も話さない日本人プライヤーたちのジャッジをするときは、どうするのですか?

ランベルト:ジェスチャーと単語だけで、何とかなるものだよ。「アタック」「ポイント」「ダメージ」などの単語は日本人プレイヤーも理解できるし、ジェスチャーを使うことで大体のことは説明できるんだ。どうしても理解してもらえない時だけは、通訳やの日英バイリンガルのジャッジを呼ぶけれど、今回のGPでは一度も助けてもらうことはなかったね。

Yuko:意外と何とかなるものなのですね! ほかに、日本のGPの不思議なところはありますか?

ランベルト:くじの文化だね! 日本では多くのブースがくじをやっているけれど、海外では見たことが無いね。やっぱりこれも、くじをやること自体を楽しむ、という日本人の姿勢があるからじゃないかな。海外だったら、「お金を払うなら、確実に自分の欲しいものが手に入らないと」という考えの人が多いと思う。でも日本では、多くの人がくじをやって楽しんでいるね。それは僕にとって面白い光景かな。

Yuko:確かに。私も海外GPで「くじ」を見たことがありません。不思議な文化ですね~。お忙しいところ、ありがとうございました! また世界のどこかのGPでお会いしましょう。

▲東京MTGでも、GPでは「チャンドラ・アリーナ」というお楽しみゲームをやっています!

インタビューを通して、日本独特のマジック文化や姿勢を知ることができました。ほかにも、私自身が世界中のGPに出展してきた中で、改めて感じた日本の良さは……後片付けの素晴らしさです! プレイヤーの皆さんが帰った後、出展ブースのスタッフは撤去作業に追われるわけですが、「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるからでしょうか、海外GPよりもはるかに各ブースがきれいです。

▲素晴らしい後片付け!

ワールドカップでも、会場を掃除して帰る日本人が注目されたように、私も海外GPでも綺麗に後片付けをしてこようと思います。