南半球から北半球へ

前回の記事でお届けしたGPメルボルン - 暖かい南半球から一転して、北半球の冬のヨーロッパに来ました! 11月23日~25日に開催された、GPワルシャワに出店するためです。ワルシャワはポーランドの首都で、緯度も高く内陸に位置しています。つまり、かなり寒いんです! 私たちが滞在していた4日間も零下になる日が続いていて、-4℃の日もありました。長ズボンだけでは寒すぎて、分厚いタイツとインナー、そしてダウンコートはフードまですっぽりかぶって外を歩きました。地元の町行く人も、手袋とニット帽が標準装備でした。

寒さもさることながら、ヨーロッパに来るときにいつも問題になるのが時差です。オーストラリアのメルボルンのように、日本と時差がほとんど無い地域への移動では、時差ぼけはまず起こりません。しかしヨーロッパへの移動は、8時間ほどの時差がある地域に、12時間近いフライトで移動します。この場合、しっかりとした睡眠計画を立てないとかなりの高確率で時差ぼけに見舞われます。海外旅行に行ったことがあるならば、時差ぼけに悩まされたことがある人もいるでしょう。今回は、その時差ぼけ対策をお届けしますので、よければ次回の参考にしてくださいね。

睡眠計画を立てよう!

飛行機のチケットを予約するときは、まず、目的地の到着時刻と日本(出発地)の出発時刻に注目します。とくに重要なのが目的地の到着時刻です。ロングフライトの後は、身体が疲れているもの。到着時刻が午前中だと、その疲れた身体で1日を乗り越えなければいけなくなるので、あまりお勧めしません。かといって深夜近くの到着も、宿泊先までの移動手段が少なくなり、治安の面でもあまり良いとは言えません。狙い目は夕方に到着する便です。そうすれば、安全に余裕をもって宿泊先に移動ができ、夕飯を済ませてすぐに眠ることができます。

夕方にヨーロッパに着く便の機内での過ごし方のポイントは、寝すぎないことです。仮に11時間のフライトのほとんどを寝て過ごしてしまった場合、到着地の夜に眠りづらくなってしまいます。機内では食事や映画などのエンターテイメントを適度に楽しんで、3時間程度のうたた寝にとどめます。そうすることで適度な疲れが残り、到着地の夜にぐっすり眠ることができ、時差ぼけとは無縁になるからです!

どうしても午前中到着の便を利用しなければならない場合は、宿泊先で2~3時間の仮眠をとってから、1日の活動を開始します。そうしないと、ひどい頭痛や眠気に襲われるからです。この少しのお昼寝の後は、元気いっぱい動くことができます。このようにしっかりと睡眠計画を立てることが、海外でのGPを元気に乗る超える秘訣です。

GPワルシャワ

▲写真は晴れていますが、滞在中は毎日曇り空でした

今回の会場は、中心部から電車で20分ほど離れた、人通りも少ない寂しい雰囲気の場所にありました。しかし、会場に一歩入ると2000人近いプレイヤーが集まり、GPはいつも通り活気に満ちていました。ヨーロッパのGPではよくあることですが、今回もポーランドに限らず、ドイツ、イタリア、ロシアなど、隣国からの参加者がたくさんいました。そこで、一苦労したのが値段付けです。ポーランドはズロチ(またはズウォティ)という通貨単位を使っています。しかし、今回はEUからの参加者も多いため、値段をズロチとユーロの両方で表記しました。会計の際は、どちらの通貨で支払うかで金額が変わり、注意が必要でした。計算が苦手な私は、お釣りを渡す際にかなり手間取っていました。

外が寒いのはもちろんですが、ホールの中でも初日は凍えていました。というのも、今回の会場はホール直結の外からの出入り口が何か所もあり、初日はそこから人が出入りしていたからです。ドアが開くたびに冷気が入り込んで、壁沿いにあるベンダーのブースは寒いことこの上なし、でした。「ここから出入りしないで」という張り紙があっても人が出入りしたので、2日目には立ち入り禁止のテープ、3日目には侵入禁止のポールまで設置されました。パワーアップしたバリケードによって、土日は快適に働くことができました。

▲右下に移っているのが、3日目に設置された進入禁止ポール

アーティストとの交流

GPワルシャワでは、GPストックホルムで出会ったFilip Burburan氏に再会しました。また、昨年の夏に「ゴルガリのロケット」の原画を購入させてもらったMilivoj Ćeran氏と初対面しました。ポーランドは食事がおいしいとのことで、Burburanご夫妻、Ćeranご夫妻と一緒に夕食をとることになりました。旅の話や、それぞれの国の文化や食についてなど、様々な話題で盛り上がりました。いつか日本にも行ってみたい、と話してくれたので、ぜひ招待して東京を案内したいなぁと思いました。

▲ポーランド伝統料理店にて(Filip Burburan氏撮影。映っていなくて残念!)

ポーランドはスープがおいしいと聞いたので、ビーツやキノコのスープをいただきました。どれも濃厚で、身体がぽかぽかと温まりました。寒い気候を乗り越えるための、生活の知恵から生まれたのでしょう。また、ダンプリング(餃子のような料理)もポーランドでは国民食のようで、いろいろなレストランでメニューに載っていました。ダンプリングの具材は、ひき肉以外にマッシュポテト、チーズ、ザワークラウト、キノコ、玉ねぎなどが入ることもあり、日本の餃子とはかなり違う味と食感でした。


おいしい料理をゆっくり味わい、楽しく食事できるのも健康な身体があってこそ。海外出張時の体調管理は、日本にいるとき以上に重要です。食事、睡眠、気候・時差ぼけ対策など、様々な準備をして、世界のGP巡りを楽しんでいます。