威厳の幻想

マジック:ザ・ギャザリングのプレイヤーならば、誰もがこの段階を経るでしょう —— プロになりたいと思う段階です。それは自己流でデッキを作ってフライデーナイトマジックでプレイすることから始まり、そして実績を積んでいくことになります。最近は多くの競技トーナメントがありますが、数年前はプロツアー予選(PTQ)が多くのプレイヤーにとって、季節のビッグイベントでした。これらのイベントの勝者は、次のプロツアートーナメントへの航空券を獲得し、本物のプロたちと一緒にプレイする機会を得るのです。

私はプレイし始めてわずか6か月後に、競技マジックでプレイする準備ができたと思っていましたが、それは間違いでした。私は2012年の6月、名古屋で初めてPTQに参加しました。105人が参加したこのイベントで私は2勝5敗という結果に終わり、それは私への警鐘になりました。その日に私は自分のデッキと自分自身について多くのことを学びました。もし自分が何か成し遂げたいのであれば、プレイヤーとしてもっと努力をしなければならないと、私は分かっていました。

私の初めてのグランプリ

その年のGP名古屋の前に、私はたくさんのトーナメントに参戦し、できる限り多くの相手と対戦して腕を磨きました。準備万端でGPに臨みたかったのです。私は全力を尽くし、GPで使う自分のデッキにも自信がありましたが、運が悪かったようです。1,689人が参加した当時日本で最大のGPで、私は4勝5敗という結果に終わりました。私の友人たちも良い結果を残せませんでしたが、一緒に良い時間を過ごせました。




GP名古屋の規模を超えるGPが開催されるまでに、長くはかかりませんでした。2013年2月のGP横浜は、2,297人が参加しました。このGPは、私の初の競技レベルでのリミテッドへの進出でもありました。それはラヴニカへの回帰ブロック、ギルド門侵犯のころで、私は少し練習していたものの、あまり上手くはないと自分で分かっていました。最初の数か月はどんなに下手くそでも、ゲームについて学んで自分のデッキで練習していけば、どんどん上達していくのが、マジック:ザ・ギャザリングというものです。とても見返りのあるゲームなのです。GP横浜は私の2回目のGPだったので、2勝5敗という結果にはそこまでがっかりしませんでした。むしろ、もっと努力する準備ができていました。

掴みかけた栄光

数か月が過ぎ、私は自分のデッキや大会の結果について非常に不満を抱いていましたが、2013年夏にドラゴンの迷路がリリースされた頃には、私は最先端を行っていると感じられるようになりました。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト主催ではないイベントでトップ8になったり、フライデーナイトマジックトーナメントで何度か勝利を収めたりしたので、自分のスキルのレベルに満足していました。

私は自分のデッキを浜松のPTQに持っていきましたが、それまで調子が上がっていなかったので、あまり期待はしていませんでした。まず一勝したところから始まり、そしてまた一勝、一勝と続き、気付けば5勝0敗でトップテーブルにいました。



そのイベントの参加者はわずか70人だったので、トップ8入りは確実であるべきでしたが、私の未熟さが露呈しました。6回戦で意図的に引き分けにせずに戦い、敗れました。競技マジックのレベルの高さを理解していなかった自分に、私は猛烈に腹を立てました。私は5勝1敗1分けか、5勝0敗2分けで終わることもできたのに、私は7回戦目も対戦相手に敗れ、11位に転落したのです。私はよく戦ったと思いましたが、もっと上手くできたはずだと自分自身に苛立ちました。チャンスがあったのに、逃したのです。幸いなことに、チャンスが巡ってきたのはこれが最後ではありませんでした。